本ししゃも

ししゃもという名前で流通しているものの9割が樺太ししゃものようですが、本ししゃもと比べると、味は全く別物です。
その昔、本ししゃもが取れなくなった時代に、本ししゃもに姿形が似ている魚として、樺太ししゃもが多く輸入されるようになり、ししゃもと名乗って売られるようになりました。
太刀魚の大型なものを見かけなくなったので、今週初めぐらいから本ししゃもを前菜で使っております。
卵に栄養を取られない雄限定で仕入しており、北海道から空輸なので、皮目を軽くあぶってレアでご提供しています。
なお、漢字名は柳葉魚で、散っていく柳の葉に向けて不漁に困っていた漁師が魚に取って代わって欲しいと念じたところ、カムイ(神)が柳の葉を魚にした、という説があります。

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