閑話

コース料理を外食してたいていのお店で思うこと
・量が多い(私たちにとって)
・塩が弱い(私たちにとって)

近所によくお邪魔するイタリアンがあるのですが、アラカルトなので量は調整できますが、塩は行くたびに弱くなっていき、先だっては、パスタとは別のお皿でにパルミジャーノチーズが提供されました。塩気は自分で調整してください、ということだと思います。とても残念です。

”量”と”塩”。量が少ない、塩が強いは大きな苦情になりやすいです。逆に量が多い、塩が弱いは大きな不満にはなり難いので、苦情として挙がってくることが少ない、と考えています。ですので、コース料理で提供するお店は量多め、塩弱め、にする傾向があるように思います。

私たちのお店は、名古屋のレストランの中では相対的に量少なめ、塩強め、です。もちろん、私たちは丁度いいと思ってご提供しております。お腹いっぱいで最後のお皿やデザートを口にするのは多少苦痛ですし、残すことはそれ以上に苦痛です。塩が弱いお皿は素材の味が分かりにくく、やや残念に思います。

量については先月から大盛もご準備しました。
塩については、標準的な人間の血液の塩分濃度から一口に含まれる塩の量を、一食に必要な塩分からコース全体の塩の量をロジカルに算出しています。数ヶ月に一度ぐらい「しょっぱい」とのお言葉頂きますが、この点についてはブレずに、私たちのロジックを大切にしています。今までに一度だけ「塩ください」と言われたこともあります・笑。

当店の塩は、ソースよりも素材にあてることが多いので、家庭で口にするお皿、例えば塩をしていないお刺身に醤油をつける、に比較して同じ塩分量でもしょっぱく感じやすい、という面はあります。

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