リーマンショックの記憶

当時会社員でしたが、従業員4万人の企業がここまでするのか、と強く記憶に残っています。

合言葉は“構えを小さく”。当時社会問題になった派遣切りに始まり、社用車は全て売却、交際費は上級役員決済(実質ゼロ)、ほぼ全社員週休3日(当然給料もカット)などなど。

中でも印象に残っているのが、空いた社用車のスペースを女性社員の駐車場にしたことです。通常は社員の駐車場は会社敷地外で会社敷地まで徒歩数分でしたが、敷地内に女性が優遇されて駐車できるようになりました。その理由が、「景気が悪くなると治安が悪くなるから」。

社員の興味は“給料”でしたが、会社のトップというのは全然違った景色を見てるんだなぁ、と驚いた次第です。

いま、各種自粛を求める声や、経済的補償を求める声などがあります。ただ、色々な声のバランスをとりながら社会を治めるのは政治の役割なので、そのあたりの判断は政治家に任せ、当店はおとなしく政治判断を待ちたいと思います。政治家にしか見えない景色があると思います。知事や市長から具体的な指示・要請があればそれに従いたいと思います。

以上のような考えのもと、大手チェーン店のいくつかが営業を自粛している中ではありますが、当店は平常通り開けています。

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