新年

明けましておめでとうございます。お正月らしい寒さの元旦、皆様いかがお過ごしでしょうか。昨年もたくさんのご来店、ご友人への紹介、SNSでの宣伝など、ありがとうございました。今年も皆様に、当店でお過ごしいただく時間を楽しんでいただけるよう努めて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、昨年の12月、一年で最もキャンセルの多い月ですが、クリスマス過ぎまでゼロ、どれだか日頃の行いがいいんだろう、と自画自賛してましたら・笑、最終盤に一軒発生しました(心ある方でよかったですが)。

そこで、その空席分、当日予約をお受けしようかどうか、シェフとマダムで緊急会議し、もとい、夫婦でどうしよっかぁ、と相談し、お受けしないことにしました。そして二組様を広々した席でお迎えし、私共もゆとりを持って接客しました。お店もゆったりとした空気が流れていたと思います。やっぱりこの空気感、いいなぁ、しみじみ思いました

一日二組様、実はずっとそうしたかったのですが、経営とのバランスでなかなかできませんでした。今年は今月中旬からそのような取り組みを始めたいと思っております。新しいイタリア製セラミックテーブルを近々発注予定、納期半年・泣。経営が苦しくなったら…ウーバーでカレー売ります!・笑

皆様が今まで以上に寛げるレストランを目指します。今年も変わらぬ応援よろしくお願いいたします。

今年の苦労話

明日は未来のことを書こうと思うので、今日は過去の話。といっても、12月22日から”今年の十大ニュース”を毎日一つずつカウントダウンで書こうと思ってて、結局全然できなかったので・笑、明日もあてになりませんが・・・笑。

今年の十月初旬です。びっくりするぐらい予約が入らなくて、さすがに焦りました。とは言え、どうしよう、どうしよう、と言ってても仕方ないので、ご来店いただいたお客様にベストを尽くすと共に、「何か売らないと」。

ということで姉妹店がウーバーイーツのサービスを利用していたので、そこで色々売ってみました。

秋が旬の鰆(脂もの)の西京焼弁当⇒撃沈 秋が旬の北海道産鰤(脂もの)の照焼弁当⇒撃沈 名古屋で一番高い海苔弁当(中身は鰆の西京焼きと鰤の照焼)⇒大人気 甲殻類の殻と魚のあらからとった出汁で作った鮨屋のカレー⇒大人気で連日売り切れ

全て2,000円、ウーバーイーツを利用している飲食店の中では相当高価格ですが、手間を掛けて、ネーミングを工夫したら売れました。さぁ、どうやって効率的に作ろうか、と考えてたら、当店の予約状況も平常に戻り、のり弁やカレーは10月中旬以降作ることはなくなりました、よかったです・笑。

10月初旬、消費増税の影響があったかもしれませんが、なかったかもしれません。かなり暇だったのは事実です。12月、連日多くの問い合わせをいただき、毎年のことですが、何か急に繁盛店になったような錯覚に陥りがちです。来月から気を引き締めて頑張っていこうと思います。

魚が高く、、、

なりませんでしたね、今年の12月。理由は海が大きく時化なかった、忘年会が減った、魚の需要が減った、など考えられますが、真因はなかなか分からないですね。いろんな要素が絡まってくるでしょうし。

そんな中、本日、私の人生最大のノドグロをゲットできました、1.65キロ。しかも並の相場で、と言っても諭吉さん1.5人!最高のクリスマスプレゼントになりました。大切に、慎重に、丁寧に熟成させます。そして、もちろん私の口には、、、入りません・笑。

ワイン

豊橋での営業を含め11年目の今年、イタリア以外の国のワインを初めて本格的に取り入れました。「イタリア料理にはイタリアワインを」というこれまでの私達のこだわりを一度横に置き、品質・希少性・お客様にとっての選び易さ・ロマン(^ ^)などを加味し、現在のところ泡・白・赤についてはフランスワインが、オレンジワインについてはイタリアワインが割合として多くなっております。特にグラスワインやペアリングワインは、メーカー希望小売価格1万円〜2万円のものを中心にご用意しておりまして、グラスワインとして1杯1500円〜2500円でご提供しております。
また、ボトルワインにつきましては、ご来店まで1週間ほどお時間を頂戴できれば、ご希望の銘柄、ご予算に合わせてご用意することも可能です。お気軽にご相談下さい。
「美味しい」に「プラスα」の価値があるワインを、これまで以上にアンテナを高く持ち仕入れできるよう努めて参りたいと思っております。

天然鰻

確かにお願いした、一番大きいのとっといて下さい、と。しかし、なんじゃこりゃ・笑。鰻屋さんのうな重が大体0.2kぐらい、その4倍…。

魚は基本的に大きいものが美味しいので、きっとこれも美味しいはずです。このサイズは扱ったことないので、焼きの練習からスタート・笑。

補足

昨日ご紹介させていただいた、姉妹店の雑誌掲載の件ですが、何人かの方から、「表紙の掲載っていくらぐらい掛かるの?50万ぐらい?」と質問いただきました。無料でございます。

豊橋で営業を始めて10年と少しですが、”広告”にお金を掛けたことはありません。このSNS全盛の時代に、安易に雑誌に広告を出すことに効果があるとは個人的には思えません。他に自分でできることがありますからね。そちらを頑張ります。

皆様から頂いた大切なお代を、広告に使うという考えは、私にはありません。

宣伝

本日発売の雑誌の表紙に、姉妹店のちらし鮨を取り上げていただきました。是非お買い求め下さいませ!(当店に10冊ほどありますので、ご入用の方はお申し付け下さいませ)

ちらし鮨ですが、なにぶん副業として営業しておりますので、数が作れません・笑。年内ご予約でほぼ完売となっております。来年、どうぞよろしくお願いいたします!

時事ネタに触れて

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191119-00000068-kyodonews-soci

お店と全く関係ない話題で失礼します。

トヨタ社員パワハラ自殺、残念なニュースです。と同時に自殺にまで追い詰められるような状況で、なぜ会社を辞めることができなかったのか、という疑問もあります。

大企業に新入社員として入ると、「これで安泰、一生辞めない、親が喜んでいるから」と自分自身の可能性や逃げ道に蓋をし、人生を縛ってしまう、そういう人をたくさん見てきました。その結果、体調を崩す方は意外と多いです。

私自身も、上司からクソみたいなやつ、と言われたこともあります(尊敬していない人だったので何も感じませんでしたが…)。私の会社員での経験上、やはり何人かに一人の割合で暴言を使う人はいます。ですので、上司の罵声に敏感な人は、問題を解決することよりも、問題から逃げた方がいい、そう強く思います。その上司との間の問題を解決できたとしても、また近い将来、別の上司との間に新たな問題(パワハラ)が湧いてきますので。

多くの人がこの問題で悩んでいます。そして表に出て来ませんが、このような悲しい死は少なくありません。周りの期待・気持ち・顔色より自分の命を大切に、改めてそう感じました。

自家製カラスミ13年目

今日はシェフではなくデザート、カラスミ、ワイン担当の私(村田の妻)が書かせていただいています。私にカラスミの仕込み方を教えてくださったのは、日本料理店でもお鮨屋さんでもなく、当時豊橋でお手伝いをさせていただいていた「リストランテ フラスカティ」の榊原シェフでした。料理人の世界では「修行○年目」にやっとレシピを教えてもらえるということがまだまだ多かったこの時に、榊原シェフは1年目の私に惜しげもなく作り方を教えてくださいました。いただいたお給料でシェフが仕入れるものと同じボラの卵巣を買い、仕込みを教わり、塩抜きや干し加減が上手く調整できず失敗に終わることも多々ありました。。。何事もあまり長続きしない私ですが、カラスミ作りだけはこの12年間情熱の火が消えたことがありません(笑)13年目も、昨年よりさらに美味しいカラスミを皆様にお届けできるよう、ボラの卵巣と毎日会話しながら丁寧に仕込んでいきたいと思います。
プロフィール欄に私の経歴を追記しました、お時間ありましたらそちらもぜひご覧ください。