はだか鰯でアンチョビ作り始めました。この魚、個人的には結構好きなのですが、市場では二束三文で売られています。比較的お値打ちなメヒカリの半値ぐらいです。なぜ需要が少ないのかよく分かりませんが・・・。でも、数年前に漁師が獲れても捨てていた鬼浅利という貝があるのですが、名古屋の市場に並ぶようになり、人気が出て漁師が積極的に獲るようになりました。ところが、東京でも人気になってしまい、今や名古屋には全然回って来ないほどになりました。はだか鰯も鬼浅利のように出世できると漁師も喜ぶのですが。
ある日の我が家のおかず(余談)
原木椎茸
冷たいリゾットのお米
小麦粉値上げ
北海道羅臼産雲丹の冷たいパスタ
イタリアン?和食?
月に1,2回言われます、和食みたいですね、と。醤油も味噌も味醂も米酢も、そして鰹節も昆布も使っていません。どの辺りが”和食みたい”なのか、いろいろあるんでしょうけど、1つは多様な魚介が出てくることかなぁ、と思ってます。
先日、ワインのインポーターの社員でイタリア人の方と話す機会がありました。彼はイタリアに帰りたくない、日本の多様な魚介類に魅せられている、と話していました。私は、イタリアへは旅行でしか行ったことありません。トータルで100日弱、食事はランチ、ディナー合わせて150回ぐらいでしょうか。確かに使われる魚介類は限られていました。手長海老、ムール貝、鮪、鰯、烏賊、蛸、雲丹・・・。
私たちは上記の定番の食材も好きですが、三河湾などで水揚げされるマイナーな魚介類も好きです。海老や烏賊なども季節毎に異なる種類のものが旬を迎えます、それらをワインに合うような味付けにして提供しております。伝統的なイタリアンからは程遠いと思いますが、その辺りはイタリアで修業された方のお店に任せて、当店は”和食みたい”かもしれませんが、我が道を作り、歩んでいければと思っております。